相談事例

一宮の方より相続税についてのご相談

2023年04月04日

Q:税理士の先生教えてください。自宅にあった現金も相続税申告の対象になるのでしょうか。(一宮)

先月一宮の実家に暮らしていた父が亡くなり、現在母と協力しながら遺品を整理しています。父の書斎を片付けていたところ、引き出しの奥から茶封筒がたくさん出てきました。封筒の中身を確認したところ一万円札が何枚も入っており、すべての封筒の中身をあわせるとかなりの金額になりそうです。母も封筒の存在は知らなかったようでとても驚いていましたが、おそらく父が少しずつ貯めたたんす預金なのだろうと話していました。
このたんす預金の現金も相続税申告の対象になるのでしょうか。もし対象になるのであれば、相続税申告が必要になりそうです。(一宮)

A:被相続人が生前保有していた財産は、すべて相続税の課税対象です。

相続税の課税対象となるのは被相続人が生前保有していたすべての財産です。したがって手もとに保管していた現金、今回のようなたんす預金と呼ばれるものも相続税の課税対象となります。
まだ財産調査がお済みでないのであれば、今後も遺品整理をする中で現金が見つかる可能性もあります。まずはすべての財産を明らかにし、集計しましょう。

相続税申告は申告納税制度を採用していますので、相続人自身が遺産を確認し、その遺産が相続税の対象となるかどうかの確認を行い、相続税額を算出し申告および納税を行う必要があります。たんす預金のように現金を自宅等で保管していた場合、銀行の預貯金のように金額を明確に証明することはできません。したがって遺品整理の中で見つけた現金は相続財産として集計した分のみを申告しましょう。

申告納税制度であれば、申告対象にせず自宅に保管しておいても良いのではないか?とお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはおすすめできません。なぜなら被相続人の生前の所得金額は税務署が把握しています。銀行口座等を調査した際に口座残高に不審な動きがあれば、被相続人の死亡前後の現金の引き出しにも調査が及びます。このような場合は被相続人の口座のみならず相続人の口座においても多額の入金がないか、不審な動きがないかなどを確認され、税務署から事情の確認を求められる可能性もあります。相続税の申告は漏れなく行いましょう。

相続税申告については複雑で専門的な知識が求められることもあります。一宮にお住まいの皆様の相続税申告が円滑に進むよう、一宮相続遺言相談センターでは相続税申告についての知識が豊富な税理士がサポートいたします。ぜひ一度一宮相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用いただき、相続税申告についての心配事やお困り事をお聞かせください。一宮にお住まいの皆様のお役に立てる日をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

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